本当に33歳までに結婚しないと出産できないの?女は年齢の奴隷?
よく言われる「女は33歳頃までには結婚すべき」という説。
これは何を根拠にしているかといえば、「一般に卵子は33歳頃から劣化し始めるから」というもの。
「だから、子供が欲しいなら、33歳頃までには結婚すべきである」
こういう話は、多くの人が、どこかで一度は聞いたことがあるでしょう。
でも無理はいけない
何事も、一つの側面ばかりを見てそのことにこだわると、別のところで大変な目に遭ってしまったりするもの。
夫の経済力には目をつぶる?
仮に「33歳までに結婚。それ以外はありえない」前提で意思決定していくとした場合、多くの人が、相手の年収が低くても「何はともあれ結婚すべき」ということになるでしょう。
少し前までは、「年収○○以上でないと男は結婚できない」といった経済面でのプレッシャーが男性の方に相当強くかかっていた印象がありましたが、今はむしろ逆。
「贅沢言っている女は結婚できない」というように、女の方に妥協を求める風潮があるように感じられませんか?
そうなると女は大変
男であれ女であれ、普通にやっていては、収入はなかなか増えて行きそうにないご時世なわけですが、
「夫に経済的な期待をする女は結婚できない」上に「33歳までに結婚しなければならない」としたら、
それはつまり、
「女に生れた以上、働いて家計を支え、かつ、出産~子育てもしなければならない」
と言われていることになるわけですよね?
もっとも、夫も子育てに参加する前提で話をしているわけですが、そういう「気持ち」が夫の側にあったとして、それを実践する余裕が夫にあるのか?
多くの場合、そうではないように思えます。
本末転倒
要するに、
「子供を産むためには33歳までに結婚すべき」
「そのためには、相手に多くを望むべきではない」
が、
「安心して子育てする」
と整合しないのなら、何のための結婚で、何のための妥協なのかすら分からなくなるわけですね・・・
「結婚」と結婚するのではなく
「33歳以下&出産」にこだわって、どうにもこうにもバランスが悪くなるくらいなら、
「自然のなりゆきに身を任せ」て、「その時がきたら結婚する」方が、トータルで幸せになるのは明らかでしょう。
別に、33歳過ぎたら出産できなくなると決まってるわけではありません。
そして、33歳までに結婚したら出産できると保障されているわけでもありません。
20代で結婚しても、「子供は今は無理」というカップルもたくさんいるでしょう。
少子化の原因が結婚の高年齢化にのみあると考えること自体が間違いで、
「安心して子供が産める環境」かどうかの方が問題なのではないでしょうか?
それに、世界でたった一人のあなたが出産できるかできないかは、統計数値が決めるのではないのです。
他の人が何パーセントであろうと、自分にとっては100か0でしかないわけですからね。
結婚と結婚するのではなく、いい人(「好きな人」「ピンと来た人」の意味の・・・)と結婚するというスタンスをもう一度思い出しても宜しいのでは?
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